海からとどいたプレゼント
もう30年近く前になります。
私が小学生の頃の夏休みの課題図書で購入したのが
"海から届いたプレゼント" でした。
本の表紙は覚えていたけど、内容は全く覚えてなくて
でも、好きだった気がします。
最近、何故か急に思い出して
読みたくなってAmazonで購入。
やはり古いせいか古本しかありませんでした。
書籍代は1円で送料の方が高いという(笑)
好きだったはずなのに、読んでも全く覚えてなくて、まるで新刊を読む感覚でした。
人の言葉を話せる小さな青い魚、"コバルトスズメ"が小学生の少女"のぞみ"の力を借り
戦時中、海で亡くなった"ひろし"という少年の最期の言葉とプレゼントを"ひろし"の母に届けるまでの物語。
戦後40年後という設定ですが
実際に書籍も1988年発行ですのでそんなもんです。
物語を通して、戦争の怖さ、残されたものたちの行き場のない悲しみ、巻き込まれた人々の苦しみなどが描かれています。
戦争を知らない子供たちへのメッセージだったのでしょうね。
読んで少し、悲しくなり
私も亡くなった祖父に、戦争のことを話してもらっておけばよかったと思いました。
懐かしくて泣けてきます。
子供向けで読みやすいですし
良かったら、読んでみてください。