狐の嫁入り
いわゆるお天気雨。
かなり晴れ渡った空の下
わりと本降りで驚きました。
お天気雨といえど、こんなギンギンに晴れてる時に、めちゃくちゃ降る光景は珍しい気がします。
上手く撮れませんでしたが
沢山のオーブみたいな粒が見えます。
大粒の雨でした。
地面が濡れてるのがわかると思いますが一瞬でこうなりました。
狐の嫁入りと言えば
黒澤明の『夢』を思い出します。
8つのオムニバスになっていて、それぞれが「私」が見た夢なのでしょう。
毎回「こんな夢を見た」と始まりますから。
映像は時代を感じる古さだし
ど田舎なので子供の頃の記憶にある親戚の家を思い出し懐かしく感じます。
あの頃、その親戚の家で覚えているのはお墓参り。
お墓参りに行くには、裏山を登っていくのですが
木々に囲まれ光があまり入らないような場所に沢山の墓石が立っていて
普通の墓石じゃなくて道祖神みたいな墓石。
なんか変な感じ。
帰りは同じ道を通ってはいけないという仕来りがあり、違う道から降りていきます。
降りきった先には寂れた神社。
いつ行っても誰もいなくて、でも手入れはされていて、何のための神社なのか分からなかった。
なんだかよく分からないけど、モヤモヤした気持ちでいたような気がします。
そんな感覚が『夢』にはあって
なんとなく怖いけど惹きつけられる不思議な魅力のある映画です。
退屈な映画だと思う人もいるだろうし
好き嫌いは分かれると思いますが私は好きです。
実際会ったら怖いだろうけど
見てみたいですね、本物の狐の嫁入り。